ランドセルには金具を使用しているパーツが複数あるため、金属アレルギーをもつ子どもの親御さんは、ランドセル選びに悩むのではないでしょうか。そこで本記事では、金属アレルギーの子に向けたランドセルの選び方について詳しく解説します。
ランドセルで金属が使用されているパーツとして代表的なのは、背カンやDカン、ナスカン、錠前などです。もっとも金属アレルギーの症状が出やすいのは、肌に触れる可能性の高い背カンと肩ベルトのベルトを調整するパーツに使われている金属になります。
特に背カンは直接背中にふれるため金属アレルギーが出やすいといわれています。しかし意識しないで密着してしまう部分なので、自己認識がないままアレルギー症状が出てしまうことがあるため危険です。
金属アレルギーにはいろいろなタイプがあり、チタンなどの素材はアレルギー症状が起きにくいといわれています。しかし子どもによってはチタンでもアレルギー症状が起こることがあるため、まずは金属アレルギーのレベルがどの程度なのかを医療機関でしっかり検査しておくことが望ましいです。
先に触れた金属アレルギーについて検査をした上で、金属アレルギーの出にくい素材であれば問題ない場合、チタンやステンレス、クロムといったアレルギーの出にくい素材で作られているランドセルを選びましょう。チタンやステンレスは、金属アレルギーをもつ人でもアレルギーが出にくい素材として知られており、ピアスなどに用いられることも多いです。こうした素材を使用したランドセルであれば、金属アレルギーの心配なく使用できる可能性があります。
金属アレルギーは、金属と汗が触れることでより症状が出やすくなります。汗をかきにくい通気性がよいランドセルを使用することで、アレルギー症状が起きにくくなるかもしれません。通気性に加え、吸湿性に優れた素材を使用したランドセルを使うのもおすすめです。
金属アレルギーの症状が著しい場合は背当てカバーを取り付けて、肌と金属が触れないように工夫するのもひとつの方法です。そのほか、金属のパーツ部分にプラスチック素材を採用しているランドセルもありますので、こうしたタイプを選ぶのもよいでしょう。
近年、アレルギーをもつ子どもがとても増えています。金属アレルギーの子も増えているといわれていますので、毎日使用するランドセルはアレルギー症状が極力出にくいものを使用することが望ましいです。本記事の内容を参考に、子どもに合ったランドセルを選んであげましょう。
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