最近のランドセルは機能が充実しています。数ある便利な機能の中で、本記事ではランドセルの「自動ロック機能」について詳しく解説します。
ランドセルの錠前は、かぶせを閉めたときにずれてしまうと手動でロックする際にうまくロックがかからないことがあります。自動ロックであれば、そのままかぶせを押し込めばロックされるので、ランドセルの扱いに慣れていない子どもでも簡単にロックできます。
錠前を閉め忘れてしまうと、かがんだときなどに中身が出てしまう可能性があります。自動ロックであれば閉め忘れる心配がないので、しっかり荷物を収納して移動できます。低学年の頃は錠前を閉め忘れてしまう子も少なくないので、自動ロックは安心です。
自動ロックがかかる機能は、子どもからするとカッコよく見えるようです。カッコよければランドセルにも愛着がわき、6年間大切に使う気持ちになれます。
ランドセルは、各パーツにかかる費用がランドセル本体の価格に影響します。いろいろな機能や高品質の素材、パーツが使われているランドセルほど価格が上がります。自動ロック機能が搭載されているランドセルは、手動ロックのランドセルと比較すると価格が高いケースが多いです。
ランドセルはつい乱暴に扱ってしまうことがあります。耐久性を考えたときに、手動ロックよりも自動ロックのほうが壊れやすい点は、デメリットだといえます。自動ロックは衝撃などで故障してしまう可能性があるのに対し、手動ロックは比較的衝撃に強いです。
手動ロックも同様ですが、錠前がずれてしまうと自動ロックがかかりません。自動でロックがかかっていると思っていたらかかっておらず、かがんだときに中身が出てきてしまう可能性も。必ず動作するとは限らない点も、自動ロックのデメリットのひとつです。
ランドセルのロックは、かぶせベロと錠前差し込みで構成されています。ランドセルを使用する中でかぶせベロが反り返ってしまったり、錠前差し込みがずれてしまうことがあります。この反り返りが原因で自動ロックがかからなくなった場合は、反り返りを平らに直すことで自動ロックがかかるようになります。ただし、無理に直そうとするとさらなる破損を起こしてしまうことにもなりかねません。修理保証がついている場合は、ランドセルメーカーで修理をしてもらうことが賢明です。
自動ロックはロックの閉め忘れを防げるなどのメリットがありますが、ランドセルの使用方法によっては正常に動作しないことがあるなどのデメリットもあります。ランドセルを選ぶ際には、自動ロックだけにこだわらず、素材やほかの機能についても検討した上で選ぶことをおすすめします。