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ランドセルの通気性

ランドセルは背中全体を覆う形で背負うので、通気性が悪い製品だとさまざまな悪影響を及ぼします。そのため、通気性のよいランドセルを選ぶことが重要です。本記事では、ランドセルの通気性について掘り下げ、解説しています。

通気性の悪いランドセルを背負うリスク

汗疹ができやすくなる

子どもは新陳代謝が高く、大人よりも汗をかきやすいため、通気性の悪いランドセルを背負っていると背中に汗疹ができやすいです。汗疹が出ると痒くなり、掻いてしまったところが傷になり雑菌が繁殖して症状が悪化してしまう可能性もあります。

汗疹が悪化すると「とびひ」を引き起こす可能性があります。とびひは、汗疹や虫刺されなどを掻いてしまったことによってできた傷から起こる皮膚感染症です。なかなか治りにくいケースもあります。

ランドセルにカビが生えてしまう可能性がある

ランドセルは革で作られているものもあるため、汗によって水分を含んでしまうと、カビが発生する可能性があります。カビが生えたランドセルを背負い続けると、衣類に付着するほか、別の皮膚疾患を招く可能性も。状態がひどくなれば廃棄する必要が出てくるでしょう。

ランドセルに「汗染み」ができる可能性がある

革のランドセルはシミができやすく、ランドセルの汗が付着することで「汗染み」ができやすいです。夏だけでなく、冬でもランドセルは湿気を吸いやすいので、通年を通して汗染みには注意が必要です。

通気性が良いランドセルの特徴

汗による悪影響を予防するには、通気性のよいランドセルを使用することが望ましいです。通気性のよいランドセルの特徴としては、まず背当て面に空間ができるように作られているものが挙げられます。あえて凹凸やウェーブなどをつくることで、背中全体が背当てに当たらないため、汗をかきにくいです。

また、通気性の高い素材を使用しているランドセルもあります。天然の革は毛穴から空気が抜けやすいため、通気性が高いといわれています。合皮革でも撥水性の高い加工を施しているものがあるほか、空気の通りがよい素材を使用しているランドセルもあります。

夏にランドセルを背負う際の注意点

汗をかきにくいように冷却グッズを活用する

暑い夏はどうしても汗をかきやすいです。冷却グッズを活用して汗をかきにくくすることで、背中の蒸れや汗疹の予防につながります。水に濡らすとひんやり感が出るクールタオルなどを使用することで、体温の上昇や汗を押さえられます。

ランドセル用の背中パッドを使用する

背中の蒸れやすい部分に挟んで使用する背中パッドは、メッシュ素材でできているのでランドセルを背負ったときの密着感を緩和し、通気性がよいアイテムです。洗濯できるので清潔な状態で使用できます。

通気性が良いランドセルを選ぼう

ランドセルは背中との密着度が高く、夏場は特に汗をかきやすいです。冷却グッズなどの活用で汗を抑えることも大切ですが、購入時に通気性の高いランドセルを選ぶことで、背中の汗による皮膚疾患などの悪影響を予防することができます。ランドセル購入時は、通気性も考慮したうえで選ぶとよいでしょう。

以下のホームページでは、そのほかにもランドセルの選び方や機能などについて詳しく解説しています。ラン活の準備をしている人は、ぜひ参考にしてください。