ランドセルをしっかり背負えるように、「チェストベルト」を使っている子どもを見かけることがあります。チェストベルトにはどんな効果が期待できるのでしょうか?本記事ではチェストベルトを使用するメリットや、使用に適した子どものタイプなどについて解説します。
1年生など、体の小さい子はショルダーベルトを調節しても肩に対してベルトのサイズが大きく、ズレてしまうことがあります。チェストベルトをつけることでショルダーベルトのズレを改善し、しっかりランドセルが体に固定されて背負いやすくなります。
ショルダーベルトがズレていると、ランドセルと中に入っている荷物の負荷が肩や背中、腰などにかかってしまい、痛みなどが出てしまうことがあります。チェストベルトを使用してランドセルを安定して背負える状態にすることで、ランドセルの負荷がバランスよく分散され、体への負担が軽減されます。ランドセルの重みも分散されて、軽く感じるでしょう。
入学時にランドセルを購入したときは、ランドセルのサイズが大きいため、体と合っていない状態の子が多いです。ショルダーベルトが大きいためにランドセルが後ろに下がってしまい、腰に負担がかかってしまうことがあります。体の小さい子はチェストベルトを使用することでランドセルがずり下がるのを防ぐため、安定して背負うことができます。
同級生と同じ荷物を背負っているのにランドセルが重たいと感じている子は、ランドセルが体に合っていないために1ヶ所に負荷がかかってしまっている可能性があります。特にランドセルを背負っていて腰や背中が痛い子は、ランドセルの負荷が偏っているかもしれません。チェストベルトを使用することで安定してランドセルを背負うことができると、負荷が分散されてランドセルの重さがこれまでよりも軽いと感じられるようになります。
元気に走り回りながら通学する子は、ランドセルが体に合っていても振り落としてしまったり、ランドセルの遠心力で肩ベルトがズレてランドセルを壁にぶつけてしまうということがあります。チェストベルトを使用すれば遠心力でランドセルがずれることがないため、傾いたり、振り落としてしまうことを防げます。
ランドセルを背負ったときに後ろにずり下がってしまう、ランドセルの重みがつらいと感じている子どもには、チェストベルトを使用してみるのもひとつの方法です。チェストベルトにはさまざまな色やデザインがあるので、子どもの好むデザインを選ぶことで積極的に使ってくれるかもしれません。ランドセルとチェストベルトがセットになっている商品もありますので、ランドセル購入時に検討してみてもよいでしょう。
以下のホームページでは、ランドセルの機能や購入時の選び方、ランドセルを使用するにあたっての注意点など、さまざまな情報を発信しています。ぜひ参考にしてください。