ランドセルの横についていることの多い、サイドフック。安全性を考慮した安全フックを選ぶことで、子どものケガを防いでランドセルをより便利に活用できます。本記事では、ランドセルの安全フックについて掘り下げ、解説します。
ランドセルの安全フックは、ランドセルに入りきれないものを持ち運ぶときに活躍します。例えば体操着や給食着などは、教科書類を入れたあとランドセルの中に収納することが難しいです。
安全フックがあれば、横に下げて持ち運ぶことができるので、両手が自由に使える状態で登下校できます。
ランドセルの安全フックは、ランドセルの外に大きな荷物を下げることがあるため、歩行中に走行している車に引っ掛けてしまう可能性があるなど、危険性が心配されるものもあるようです。しかし安全性を考慮した安全フックであれば、フックに荷物を下げていても危険を回避することができます。
安全フックの特徴は、一定の力がかかるとはずれる仕組みになっている点です。ランドセルメーカーによって、どのくらいの力で外れるかについては違いがありますが、一般的に20kgほどの力が加わると外れるようになっています。
安全フックであれば、車と接触して荷物が引っかかってしまっても外れるので、事故につながる可能性が低いです。サイドフックが安全フックであるかは、スタッフに訪ねたり、カタログを見ることで確認できます。
ナスカンで安全フック仕様になっているタイプは、「安全ナスカン」と呼ばれています。一定の負荷がかかったときに外れる仕組みになっていますが、安全ナスカンにもいくかのタイプがあります。外れてもまた取り付けて使えるタイプと、外れる際に皮の部分が切れて、修理が必要となるタイプです。
何度も使えるタイプのほうが管理しやすいですが、何度も取り付けることで強度が落ちてしまうというデメリットがあります。皮が切れるタイプは、外れたときに修理が必要というデメリットがありますが、都度安全に使用できる点がメリットです。
Dカンの安全フックも、一定の力が加わると外れる仕様になっています。先にも触れていますが、どの程度の力で外れるかはメーカーによって異なるため、子どもにとって適切な力で外れるものを選ぶことがポイントです。
Dカンは防犯ブザーなどをつけるのに適していますが、体操着などはつけにくいため、用途に応じた安全フックを選びましょう。
安全フックのあるランドセルは、防犯ブザーや荷物などをつけて移動できて便利です。安全フックの仕様になっていないランドセルもあるため、用途に応じて子どもに適したタイプを選ぶことをおすすめします。
以下のサイトでは、ランドセルに関するさまざまな情報を発信しています。ランドセルの選び方から雑学など、幅広いテーマを網羅していますので、ぜひ御覧ください。