ランドセルには「時間割ポケット」がついている商品があります。本記事では、時間割が配布されるかどうかといった昨今の現状から時間割ポケットの必要性、利用時の注意点、代用の可否や活用ポイントなど詳しく解説します。
昔のランドセルには、必ずといってよいほど時間割ポケットがついていましたが、最近は時間割ポケットがついていないランドセルが多いようです。理由としては、時間割のプリントを配る回数が少なくなってきていることや、ポケットに雨水やゴミが溜まって劣化しやすいことなどが上げられます。
時間割ポケットを使うことそのものが減ってきたのは事実です。時間割のプリントを配布する学校が減り、1年生の時だけしか配布されない、という学校も増えています。時間割を固定化せずその時々で変更、前日に連絡帳、スケジュール帳などで児童に伝える学校も多く、時間割そのものを使わないこともあるようです。
また、時間割が配布されたとしても、クリアファイルに入れてランドセルに入れておく、という代用もできます。時間割ポケットの代わりに、ランドセルに時間割のシートが付属されていて自分でシールを貼るといったランドセルもあります。
しかし、時間割ポケットが必要という人に向けて時間割ポケットがついている製品があるほか、オプションで時間割ポケットをつけられるメーカーもあります。用途に応じて選ぶとよいでしょう。
ランドセルメーカーの中には、後付けできる時間割ポケットを販売しているメーカーもあります。また、ランドセルが汚れないように使用するランドセルカバーにもポケットが付いている商品は多くありますので、時間割ポケットとして活用することが出来るでしょう。必要時にいつでも購入できるのは魅力ですね。
時間割ポケットは、先にも触れたようにゴミや雨水が入りやすく、中に入れたプリントが劣化しやすいです。時間割などの紙を入れる際には、ゴミや雨水が入り込まないように気を付けながら使うことが求められます。時間割プリントをパウチ加工することで劣化を防ぐことが可能です。パウチが面倒な場合は、チャックのついたクリアポケットに入れた上で時間割ポケットに収納するのもおすすめです。
ランドセルメーカーの中には、時間割ポケットの素材にこだわって製作しているところがあります。時間割ポケットのクリアな部分は劣化により固くなり、ヒビが入ってしまうことがありますが、しなやかな素材を使用することでヒビが入りにくくなっているようです。こうした強度の高い時間割ポケットを採用することで、長く安心して使い続けられます
時間割ポケットに、九九の表やローマ字の表などを入れることで、ランドセルを開くたびに目につくので暗記の助けになります。そのほか、忘れ物が多い子は「忘れ物リスト」を作り、リストをチェックしてからフタをする習慣をつけることで忘れ物が減るかもしれません。
そのほか、学校の名前と電話番号や、自宅の住所と電話番号などを入れておくこと、道に迷ったり、事故に遭ってしまったとき速やかに学校や保護者と連絡を取ることができます。目に付きやすいようにしておきたいものを入れる上で、時間割ポケットは活躍してくれるでしょう。
ランドセルポケットは、他にも学校からのプリントを入れるという活用が可能です。ランドセルをあけたときにすぐに目につきますので、渡し忘れを防ぐことにも繋がります。また、持って帰ってくるものや帰宅を急いでほしいときなど、忘れてほしくないことをメモにして入れておくと子供がチェックできるという使い方もできます。
時間割を入れて使用する場合も、付属の時間割表ではなくランドセルメーカーの時間割表をダウンロードして使うこともできます。様々なデザインがありますから、子供の好きなものを選んでテンションを上げてあげるのも良いですね。
時間割ポケットは、不要と思う人と必要だと思う人に分かれるようです。時間割ポケットがついていないからと好みのデザインをあきらめることは不要。時間割ポケット以外の部分を重視して選んで問題ありません。用途に応じてつけることができるので、必要に応じて検討するとよいでしょう。
時間割ポケットはあると便利なものですが、なくても代用したり後付けしたりすることができます。必要不可欠な機能ではないのですが、時間割ポケットがあるからといって邪魔になるようなものでもなく、他の活用が出来るということも覚えておきたいですね。
以下のホームページでは、ランドセルの選び方やパーツの名称と解説など、ランドセルにまつわるさまざまな情報を発信しています。ランドセルについての知識を深められるので、ぜひ参考にしてください。