子どもに防犯ブザーを持たせるのは、近年では常識です。本記事では、ランドセルに防犯ブザーをつけるメリットや、つける場所について解説しています。
不審者に襲われそうになったとき、声を上げて助けを呼ぶことができればよいのですが、恐怖心から声を出せなくなってしまう子どものほうが多いと思われます。大声を出せなくても、防犯ブザーを鳴らすことはできる可能性が高いです。
また、仮に声を出せたとしても、緊張から大声を出すことができないかもしれませんし、不審者に口を塞がれてしまうかもしれません。声を出せないときには、防犯ブザーの大きな音が周囲に不審者の存在と危険を知らせてくれます。
防犯ブザーを見えるところにつけておくだけで、犯罪を防ぐことができます。「防犯ブザーがついている」と不審者に狙われにくくなるかもしれません。
災害などで閉じ込められてしまったときに、一所懸命助けを呼んでも子どもの声だと外部に届かない可能性があります。防犯ブザーの音は大きいうえに響くので、自分の存在を周囲に知らせることができ、素早い救助が期待できます。
多くのランドセルには、ショルダーベルトに防犯ブザーをつけるフックがついています。この場所は防犯ブザーが目立ちやすいうえに、子どもがすぐに手をかけて引くことができる位置なので、防犯ブザーをつける場所としておすすめです。
「すぐに引けるように」と防犯ブザーを子どもの首に下げているケースがあります。首に下げてしまうと、不審者と遭遇してしまったときに防犯ブザーの紐を引っ張られて、首が絞まってしまう可能性があるため避けたほうがよいでしょう。
防犯ブザーの音は、周囲に気づかれやすいように高めで大きな音に設定されているものが多いです。音の種類はさまざまで、警視庁のホームページで防犯ブザーの音を試聴することができます。
防犯ブザーの音に関わる性能基準は、「音量は85dB以上であること」、「表示された音量の95%を超える音量を20分以上連続で鳴らせること」、「変動周期の音が鳴ること」となっています。これらの要件を満たす防犯ブザーを選ぶとよいでしょう。
子どもが危険を察知したらすぐに鳴らすことができるよう、操作が簡単であるものを選ぶことも重要です。実勢に防犯ブザーを操作できれば、子どもに操作を試してもらったうえで検討しましょう。
ランドセルは6年間使用するので、できれば防犯ブザーも耐久性が高く、品質を保持した状態で長く使用できるものが望ましいです。耐久性を確認したうえで選ぶとよいでしょう。
最近の防犯ブザーにはGPS機能がついているものがあります。キッズケータイにGPS機能が搭載されているものも多いですが、学校に携帯電話を持参できないところが多いと思われるため、GPS機能がついた防犯ブザーだと居場所をすぐに把握できるので安心です。
防犯ブザーは犯罪を抑止する効果が期待できるほか、危険な状態になったときに助けや救助を呼ぶことができるツールです。ぜひランドセルに防犯ブザーをつけて、子どもの安全性を高めてあげましょう。
以下の記事では、ランドセルに関わるさまざまな情報を発信しています。ランドセル購入予定のある人は、ぜひ参考にしてください。