ランドセルには必ず名前を書きますが、どこに書けばいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。本記事では、ランドセルに名前を書く場所や方法などについて解説します。
小学校に持参する持ち物には、必ず記名が必要です。それこそ算数の授業に使用する小さなパーツひとつひとつにも記名が必要なので、入学前は名前書きでとても忙しくなります。
記名においてはランドセルも例外ではありません。最近は個性的なランドセルを購入する人が増えましたが、それでも似た色味やデザインのランドセルを使っている子どもも多いので、ほかの子のランドセルを誤って持って帰ってくることがないよう、ランドセルに記名をする必要があります。
また、下校時に子どもが道に迷ってしまったとき、ランドセルに名前が書いてあれば通りすがりの人が名前を見て交番に連絡をしてくれる可能性がある、事故やアクシデントに遭ったときなど、迷子防止やトラブル時の対応といった観点からもランドセルへの記名は大切です。
名前カードは、ランドセルに設置されている名前を書く箇所です。ランドセルのかぶせをめくると、内側に名札カードが入っていて名前を書けるようになっています。名前カードに記名をして所定のポケットに入れておけば、カバーがあるので劣化しにくく、ランドセルに直接記名する必要がないのでおすすめです。
カードが抜けてなくなってしまうなどといったことを考慮して、ランドセル自体に記名をしたい場合、かぶせ裏に記名する方法があります。かぶせ部分であればすぐに名前を見つけることが可能です。マジックで記名する人も多いようですが、名前シールなどを使うときれいに仕上がります。
ぶら下げるタイプのネームプレートに記名をして取り付けるのもひとつの方法です。学年が変わったときに学年とクラスを書いておき、毎年変えられるというメリットがあります。
近年では、防犯上の観点からランドセルの外側ではなく内側に記名をするのが一般的です。外側につけておくと、名前を呼ばれて安心してしまい、知らない人について行ってしまうということがないとは限りません。ネームプレートを利用する場合も、ランドセルの内側に下げることをおすすめします。
しかし、外側に名前がないとほかの子のランドセルと間違えて持って帰ってしまう可能性があります。自分のものであるという区別をつけたい場合は、外側に子どもがわかるようなマークをつける方法があります。ほかの子どもとかぶらないキーホルダーを下げるなど、目印があれば間違えて持ってきてしまう心配がありません。
読みにくい漢字だと正しい名前がわからないので、記名はひらがなのフルネームで書くことをおすすめします。特に最近は当て字を使用した名前が増えているため、誰でも読めるようにひらがなでの記名が望ましいです。
先にも触れていますが、ランドセルに記名をする際には防犯性を意識することが重要です。歩いていてすぐにわかる場所ではなく、見えにくいけれどすぐに見つけられる場所に記名をすることで、防犯とトラブル時の対応、両方を意識した記名ができますのでぜひ参考にしてください。